✔ これから北海道で物件を探す人!
✔ ローカルルールを知っておきたい人!
✔ FF分解清掃料って何?って人!
こんにちは、タナカです!
以前もお伝えしましたように、私の本業は全国の不動産賃貸物件を借りることです。年間200件超の賃貸物件を契約しています。
その際、借主側として契約書の内容をチェックするのですが、実は不動産賃貸には多くの「ローカルルール」が存在しています。
今回はそんなローカルルールについてご紹介したいと思います!まず北海道・札幌編と題してお届けします!
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北海道・札幌のローカルルールをご紹介!
ということで、いくつか特徴的なものをご紹介していきたいと思います!北海道地区の賃貸物件には、大きく分けて2つのローカルルールがあります。
①ほぼ100%が半月割特約がついている
本来、借主から貸主に解約通知を送った場合は最短で1ヶ月で解約できるというのが通例です。
しかし、北海道の場合は解約通知を出したとき、解約日が1日から15日までであれば15日付での解約となり、16日から月末であれば月末での解約となる「半月割特約」がほぼ全ての物件で適用されています。
例えば11/1に解約しようと思った時、こんな感じになります。
通常の賃貸借契約であれば、12月1日に解約となるのですが、北海道の場合は「半月割」が適用されるため、12/15が解約日となります。
なぜこんなルールがあるか。諸説言われていますが、北海道はその寒さから冬に退去されてしまうと長らく入居者を入れることができないという問題を抱えており、「少しでも解約日を伸ばしたい!」という思いからできた制度だと言われています。
②寒さゆえの特約が多い!
天災により損傷や被害があったとき、貸主側が費用負担をするのが通例となっていますが、北海道の場合はそうではありません。
たとえば、「駐車場の路面凍結時は自分で何とかしてください」だとか、ガスヒーターの清掃費用など、寒さに関する特約が数多く見受けられます。
〜FF分解料ってなに?〜
その中でも特に多いのが、「FF分解料」とか「FF分解清掃料」と呼ばれるものです。聞き慣れない名前ですが、これは主に暖房ヒーターの清掃料を指しています。
結局のところ「FF」とは何かという話ですが、「FF式ストーブ」が由来となっています。しかし、そこから派生してエアコン洗浄も含めて「FF分解清掃料」や「FF清掃料」という名目となっている場合もあるようです。
北海道で生活するには暖房は欠かせません。特に最近は冬だけでなく、夏になれば真夏日、猛暑日を記録するようになりましたし、一年を通して欠かせない存在となっています。
その清掃費用は借主側で負担するというのが、北海道では通例となっているようです。
まとめ:北海道は半月割と寒さ対策!
さて、いかがでしたか?
北海道は日本最北端の地ということもあり、「寒さ」というキーワードを軸に独特な不動産文化が生まれていることがお分かりいただけましたでしょうか。
こうしたローカルルールを知らずに不動産会社に行き、「そんな理不尽なお金は払わない!」なんて言っていると一生物件なんて決まらないことでしょう。
郷に入っては郷に従え。きっちりルールを理解し、自分のお気に入りの物件を探すようにしましょう!
当ブログでは、不動産情報を中心に多くの情報を発信しています。もしよろしければ、他の記事も読んでいってくださいね!
本日はここまで!