✔ 賃貸だけど隠れて犬猫を飼いたい人!
✔ 犬・猫以外ならOKだと思っている人!
✔ バレちゃったらどうなるか気になる人!
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賃貸だけどペットと過ごしたい!
こんにちは、タナカです!
いま、YouTubeやYahoo!なんかのトップページにもかわいいワンちゃん、ネコちゃんの動画が多くなっていますね。それを見る度に「かわいい!あーうちもペットが欲しいなぁ」という流れになるのは自然なことだと思います。
年間200件以上の賃貸借契約書を見ている専門家の立場として、今回は賃貸物件でペットを飼うことについてまとめましたので是非参考にしてください!
1.ペットを飼いたい!いまの賃貸で飼える?
いま住んでいる賃貸物件でペットが飼えるかどうか。
それはずばり、物件を契約したときに宅地建物取引士から説明があった『重要事項説明書』もしくは『賃貸借契約書』に記載があります。
物件によっては、小型犬のみオッケーとか、建物の管理組合で決められている範囲であればオッケーとか、様々な制約がある場合があるので、必ず規則を守るようにしましょう!
ここがポイント!
分譲マンションを賃貸として借りている場合、家主さんがペット可としても、マンション管理組合ではペット不可と決められている場合があります。大家さんの記憶があいまいになっていたり、長く居住していない場合は要注意です!
2.ペット不可だった!でも隠れて飼えば…
さて、『賃貸借契約書』と『重要事項説明書』は確認しましたか?
残念ながらペット不可だった方。もしかしたらこんなふうに考えていませんか?
➀別にバレなきゃいいんでしょ?こっそり飼っちゃおうかな
➁お隣さんも飼ってるし、別に問題ないでしょ
➂魚とか小鳥くらいなら、さすがにオッケーでしょ
結論から言うと、全ておすすめできません。契約的には完全にアウトです。一つ一つ解説していきます!
➀別にバレなきゃいいんでしょ?
確かにバレなければオッケーです。ただし、契約上のルールは守っていないことは明らかなので、ペットを飼ったことに対する全責任を入居者が負うことになります。
たとえば、あなたが退去したあとに入居した方が極度の動物アレルギーを持っていて、何らかの症状が出てしまったとします。
もともとペット不可の物件だったはずなのに、全然話が違うじゃないか!と怒った入居者が訴えてきた場合、新しい入居者の転居費用や慰謝料等の支払を要求される可能性もあります。
このように、どこにトラブルが隠れているか分かりませんので隠れて飼うのはやめましょう。
➁お隣さんも飼ってるから問題ない!
これはよくあるパターンです。お隣さんがペットを飼っていることは、ペットを飼っていい根拠にはなりません。あくまで『隣』は『隣』なのです。
また、分譲マンションを賃貸で借りている場合、マンションの管理組合としてはペットを認めている場合もあります。
しかし、賃貸借契約はあくまで入居者と大家さんで締結するものなので、その取り決めとしてペット不可となっていれば、当然「ペット不可」となります。
➂魚とか小鳥なら別にいいでしょ?
ペット不可とされている以上、実際は魚や小鳥、うさぎ、ハムスター等の小動物も飼ってはいけません。ただし、観賞用の魚に関しては黙認されている傾向もあります。
犬猫以外の小動物であれば買っても大丈夫でしょ?と思われる方が多いともいますが、基本的にはNGですので覚えておくようにしましょう。
ここがポイント!
どうしても飼いたい場合は、正直に管理会社や大家さんに確認してみてください。もしかすると、許可が出るかもしれませんよ!
3.ペットOKだった!何か気をつけることは?
ペットを飼ってもOKだった方、おめでとうございます!さぁ、はやく愛しのワンちゃんネコちゃんを探しに行きましょう!
…すみません、もうちょっと待ってください!
ペットを飼っていいとはいっても、事前に認識しておかなくてはならないことがあるので、しっかり把握しておきましょう☆
注意事項➀敷金が増えるかも!?
ペットを飼う場合は賃料1ヶ月分を敷金として追加支払いしなければならないことがあります!
このことは物件を選ぶときに参考にした『物件図面(募集図面)』や『賃貸借契約書』に書いてありますので、必ずチェックするようにしましょう。
注意事項➁退去時の費用が上がる可能性が高い!?
ワンちゃんもネコちゃんも家の中を縦横無尽に駆け回ると、当然家の中は傷だらけになります。特にネコちゃんは柱や壁で爪を研ぐ習性があるので、退去するときにはボロボロになっていることが少なくありません。
入居者は大家さんと賃貸借契約を結ぶとき「原状回復」する義務を負わされます。この『原状回復』とは簡単に言うと、『入居者が住む前の、元の姿に戻す』という意味です。
そのため、入居者は誤って何かを壊したり、故意に家を傷つけてしまうと、弁償しなくてはならないのです。
つまり、退去時にはワンちゃんネコちゃんがつけてきた傷や汚れは基本的に全てキレイにする必要があるのです。これがお金がかかります。
壁紙程度で済めばまだマシですが、(それでも結構高くつきますが)床なんてガリガリされてしまったらとんでもない金額の弁償金を払うことになってしまいます!
まとめ:しっかり対策してペットを飼おう!
もちろんペットを探しに行くのは大いに結構ですが、その前にきちんと対策を打つようにしましょう!
いまホームセンターやネットでも数多くのペットグッズが売っていますので、必ず準備をした上で新しい家族を迎えることをおすすめします☆