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長柄町のボランティアに参加してきました!
この記事は2019年秋に襲来した台風の影響で多大な被害が出た千葉県長柄町に災害復興ボランティアとして参加したときのことを記事にまとめています!
最初に言っておきますが、いつになく真面目な記事です!笑
備忘録的な要素が多いのですが、誰かの役に立てばと思い、記録しておきます!
➀なぜ長柄町に行こうと思った?
2019年11月2日、それまで全く縁もゆかりもない長柄町の方々のお手伝いに伺いました。
理由としてはこのツイートでした。
台風19号など被災地
災害ボランティアが特に不足している16の市町村を厚生労働省が公表岩手…宮古市 釜石市 久慈市
山田町 普代村
宮城…石巻市 丸森町
福島…郡山市 いわき市 南相馬市 川俣町栃木…栃木市 佐野市
群馬…嬬恋村
千葉…長柄町
長野…長野市https://t.co/Hw894cUksT— ryo®︎ (@charrrn88) November 1, 2019
全くボランティアが足りていないという状況に危機感を覚えた私の妻が「ボランティアに行こう!」と言い出したのがきっかけでした。そんなこんなで急遽ではありましたが、前日夜に長柄町に行くことを決めました。
➁長柄町までのアクセスは?
今回、ボランティアの大量受入を企画した長柄町は茂原駅からの無料シャトルバスを運行させていました。
2019年11月8日現在はこのようなシャトルバスは走っていないようですが、参考までに記しておきます。
まず茂原駅につくと改札が1つあり、改札を出て、向かって左側に臨時のバス乗り場を設けているとのことでした。
この黄色いモニュメントがある出口です。
#茂原駅
立川もそうですが、このように駅前にモニュメントがあるのって、なんだかホッとします(o^^o)♪ pic.twitter.com/z6RbFiJ33f— メーたん(おいでよ横浜町田) (@oideyo_hino) August 19, 2019
またバス乗車時間が近くになると、町役場の職員と思われる方が改札前で誘導してくれるので、迷ったときはその方に聞けば案内してもらえるという配慮もされていました。
なお、駅近くにはセブンイレブンがあるため、ここでお茶やおにぎり、パン等を購入することができます。
➂バスにはどこで乗れるの?時刻表は?
バスはりそな銀行茂原支店の前あたりで停車します。出発時間は以下の通りです。
naoさんがまとめてくださっていたので、引用させていただきます。
ボランティアバスの運行情報
長柄町への一部区間が不通となっていることから、長柄町への移動について、11月2日(土)3日(日)4日(月)の3日間、 茂原市(りそな銀行茂原支店前)を発着地として、無料のボランティアバスを運行します。 pic.twitter.com/6bEjnq3ZBw
— nao (@nao08365059) November 1, 2019
➃現地の状況は?バスの混み具合は?
約15〜20分の間、バスに揺られて長柄町に到着しました。道中は茂原市の住宅街を通るのですが、浸水被害のせいで処分しなければいけないモノが道路脇にドサッとおいてあるのが印象的でした。
大雨から2日たった茂原。市内のあちこちで閉店してる店が目立つ。泥水をかぶった家財がつぎつぎと運び出され、山済み。自衛隊、警察車両もたくさん。いつもいく公園では土砂崩れ。旦那の会社もヤバいけどみんなヤバかった。 pic.twitter.com/xXR4HnN5ST
— ゅあ♡月猫 (@U1j7YuxExsAucBp) October 28, 2019
ちなみにバスは定員40名と記載されていましたが、実際に利用していたのは半数の20名前後でした。そのため、そこまで混雑感はありませんでした。座席には座布団が敷かれていて、できる範囲のおもてなしを頂いている気持ちがとても嬉しかったですね。
➄ボランティアセンターに到着!
バスから降りてボランティアセンターに着くと、すでに人はごった返していました。後から聞くところによると、300人近くのボランティアが集結していたそうです。やはり、メディアやSNSでの広報は有効なんだなと実感しました。
11月2日(土)
長柄町災害ボランティアセンター4日目!早朝より289名のボランティアさんが活動いただきました。
ありがとうございました🙇♀️🙏明日の午後がちょっと心配です。雨の予報で活動時間が 短縮されます。
家屋の清掃、片付け、家財の移動、畳上げ、泥かき、トラックでの集積所への運搬等です pic.twitter.com/THkJTvjk6K— 本吉敏子 (@tonko0512) November 2, 2019
集まった方々は、まさに老若男女という言葉がピッタリで、「自分にできることなら少しでも力になりたい」というキレイな思いで溢れた素晴らしい場所でした。
➅ボランティアセンターで何をするの?
ボランティアセンターに到着すると、まずは受付を済ませます。名前、年齢、どこから来たのかなどを記入します。
その後、ボランティアをするにあたっての心構えのレクチャーを受け、実際に必要な現場に割り振られていきます。
ここでは「マッチング」と呼ばれる仕分け作業があり、「〇〇で△△の仕事で3名募集していますが、希望はありますか?」みたいな呼び掛けが延々と続きます。
自分が「これだ!」と思ったボランティアで手を上げて希望すれば、そのボランティアに参加できるという流れです。
➆どんな作業をした?
そんな中で、私と妻は土砂撤去の作業をすることになりました。同じチームを組んだ君津市の市役所の方(プライベートで来ていたようです)の車に乗車させてもらい、現場に向かいました。
着いてみると、家の真裏の崖が崩れてしまって母屋が押し潰されている凄まじい光景の現場でした。土砂の中には木々や家財が埋まっており、ただただ「土砂をなくせばいい」というわけでもない状況でした。
実際に伺った現場ではないですが、こんな感じの現場でしたってことで引用させていただきます。
昨日今日と親戚や自治会の皆さん、ボランティアの皆さんにお手伝い頂き、大部分の土砂や潰れた倉庫内の物の搬出をする事ができました
土砂は朝から晩まで2台のユンボを稼働して頂いて、今朝と比較すると本当に少なくなりました
本当にありがとうございました#長柄町 #豪雨災害 #災害ボランティア https://t.co/HR3nStqi1b
— 千葉県内での台風被災の現状、復旧支援情報拡散職人 (@rM4BHxGgcEfKdWx) November 4, 2019
私はたまたま土砂しかない場所の撤去を任されたので、そこで約5時間、ひたすら土嚢を作る作業をしていました。
私は「20代男」と力仕事には最適なステータスの私でしたが、5時間も作業すると疲労困憊になります。翌日は当然筋肉痛でした。
しかし、80歳は超えているだろう家主のおばあちゃんがクワを振りかざし、土砂の中にある木の根をひたすら細かく切り刻んでいました。その姿が、今回の災害ボランティアでじーんとくるシーンでした。
まとめ:まだ危険な状態は続いている!
ここまで長柄町のボランティアに参加した経緯や活動内容について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
一部報道では復旧に向けて着実に進んでいるという話もありましたが、実際にボランティアに参加した身としては、そうは感じませんでした。
5時間、大人10人で土砂を撤去しても、全然土砂はなくなりませんでしたし、今回の台風で地盤が緩んでいるのは素人目にも分かるほどでした。
これから寒くなると気温差が生じます。また、来年の雨のシーズンもあっという間に来てしまいます。そのとき、あの地盤は大乗なのでしょうか。とても不安な状況は続いています。
報道を鵜呑みにせず、実際に現場に行き、見て、感じることがとても大切だと実感しました。
本日はここまで!